グリーンインフラ産業展2023に出展いたしました
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CHALLENGE
日本工営は東京ビックサイトで2023年2月1日から3日の3日間開催、オンラインブースは2月10日まで公開された「グリーンインフラ産業展2023」に出展いたしました。

“グリーンインフラとは、社会資本整備や土地利用等のハード・ソフト両面において、自然環境が有する多様な機能を活用し、持続可能で魅力ある国土・都市・地域づくりを進める取組です。2030年までの国際社会共通の目標であるSDGsの達成、気候変動を抑えるカーボンニュートラルの実現、自然から得た資源を有効活用する循環型社会の構築、長年培われてきた生物多様性の保全など、様々な観点から注目を集めています。”
引用:日刊工業新聞社グリーンインフラ2023産業展サイトより
「持続可能で魅力ある国土・都市・地域づくりに向けて」をテーマとした本展示会において、日本工営では、DXプロダクトとしてすでに本サイトでも紹介している『TSUMUGI@™』 と『KIBOH2030™』の他、我々が持つ環境課題解決に関わる技術・サービスを複数紹介いたしました。
SOLUTION
流域治水に寄与する流出抑制技術
田んぼダム、雨水貯留浸透植樹帯

流域内の水田の貯留機能や植栽地等の浸透機能を活用して、雨水の流出抑制と水循環健全化を図ります。
「田んぼダム」は、既存の水田の畦高を活用し排水口の改良による出水時の水田貯留・調節機能を有します。
「雨水貯留浸透植樹帯」は、都市部において良好な緑地・地域の魅力創出・雨水浸透等の機能を有します。
生物多様性がもたらす暮らしの豊かさ
多様な虫の鳴き声の心理効果

日本人にとって身近な秋の虫の声。虫の声が人の心にもたらす効果を実験をもとに明らかにしました。
様々な種類の虫が鳴いていると好ましさや 印象が向上。すなわち、虫の声にはリラックス効果があると考えられます。
健康・文化の観点で、グリーンインフラの創造へ今後の展開が期待できる結果が得られました。
地中熱の利用による省エネ技術
地中熱普及促進に向けた各種コンサルティングサービス

地中熱は、地下浅層の地盤の温度が年間を通して安定していることを利用した、省エネ技術です。この安定した熱エネルギーは、地中から取り出し、冷暖房や給湯・融雪などに利用することができます。日本工営本社ビルにおいても、一階部分の冷暖房に地中熱を利用しています。
日本工営では、地中熱利用システムの普及に向けた各種コンサルティングサービスを展開しています。
土壌藻類を活用した自然にやさしい侵食防止工法
BSC(バイオロジカル・ソイル・クラスト)工法を用いた植生形成技術

BSC(バイオロジカル・ソイル・クラスト)が地表面を覆うことで、土壌の浸食を防止します。
外来種を用いず周辺環境に応じた自然植生の遷移を促進する自然侵入促進工法です。
整地していない法面でも吹付工と同じように、簡単に施工できることも大きな特徴です。
令和4年度インフラメンテナンス大賞 防衛大臣賞を受賞いたしました。
海外森林・生態系保全
新興国における森林・生態系分野の取組

海外において、森林および生態系の持つ減災・防災機能に着目したグリーンインフラである『Nature-based Solutions(NbS:自然に根ざした社会課題の解決策)』の導入を支援。多様な課題に対応するため現地政府の能力向上を目指したソフト面・ハード面双方の技術サービスを提供しています。
取組状況を可視化するSDGs診断ツール
TSUMUGI@™・KIBOH2030™

『TSUMUGI@™』は、地方自治体によるSDGsの取組状況・達成 度を簡単に診断・可視化できるアプリケーションツールです。「簡易な操作で診断」「部署ごとの取組みを一元管理」「チャートによる可視化」により市民・事業者の理解促進にも活用可能です。
同じく中小企業向けには『KIBOH2030™』があります。
POINT
「グリーンインフラ」とは、自然の有する多面的な機能を活用して「防災・減災」、「環境保全」、「地域振興」等の社会課題の解決を図る取り組みです。
私たちは、その幅広い取り組みにDX技術を活用することで、保有する多様な分野の技術が有機的、効果的に連携し、社会実装の加速化に寄与するものと考えます。
日本工営は人々の生活をより良いものにするため、DX技術を絡めたグリーンインフラによる社会課題の解決を目指し、更なるサービスの拡充に取り組んでまいります。
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