国道107号大石地区道路災害復旧事業──災害対応ノウハウと技術の総合力で挑む
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国道107号は岩手県大船渡市を起点とし、秋田県由利本荘市までを結ぶ、物流を支える重要な道路です。2021年5月、岩手県が管理する西和賀町大石地区において大規模な地すべり災害が発生し、 国道は通行止めとなりました。この影響により、地域の暮らしや経済活動に支障が生じました。
日本工営の災害復旧事業のノウハウ
日本工営の源流は、創業者・久保田豊が国内外の戦後復興に携わり、国や地域の発展を支えるインフラ整備プロジェクトに取り組んだことにあります。平常時に大規模かつ複雑なインフラ整備事業に取り組んでいるからこそ、災害時には企画・計画から設計、運営、維持管理まで一貫した復旧・復興支援が可能となっています。
プロジェクト概要
災害復旧では被災箇所の原形復旧がされていますが、本復旧事業では検証の結果、経済性に優れ、大規模地すべり地形を回避できる迂回ルート(トンネル案)が採用されました。
日本工営は、災害査定対応から迂回ルートの検討、各種調査、計測、設計、施設の施工検討、コンストラクションマネジメントなど多岐に渡る業務を担当しています。また、日本工営エナジーソリューションズがトンネル照明設備の設計等を担当し、グループの技術力を結集して事業を支えました。
本復旧事業の効果
多数の関係機関の尽力や創意工夫によって、大石トンネルや新大石橋等を含む復旧ルートは、 2025年11月に開通しました。開通により、被災箇所と周辺の地すべり災害箇所を回避し、区間の防災機能が大幅に向上しました。また、ショートカットや急カーブの解消により、現道比で走行時間は約2分短縮。区間の大半がトンネルとなることから冬季の走行性・安全性も向上しています。
担当者インタビューは以下の動画よりご覧ください。