テラッセ オレンジ トイ──津波防災まちづくりプロジェクト

「テラッセ オレンジ トイ」は、防災と観光の機能を高度に融合させた、日本初の津波避難複合施設です。静岡県伊豆市土肥地域に位置し、平常時にはレスト ランや展望台として利用され、災害時には最大 1,200 人を収容する避難スペースとなります。

観光×防災

2018年3月に土肥地区が「津波災害特別警戒地区(オレンジゾーン)」に指定されました。南海トラフ巨大地震が発生時には最大10m規模の津波が想定され、観光を主軸とする土肥の街づくりにおいて大きな課題となっていました。
浜辺を防潮堤で覆うと、景観を損なう恐れがあるため、市民の声を丁寧に聴き、たどり着いた答えが、観光と防災の機能を備えた津波避難複合施設でした。

プロジェクト概要

住み続けられる街づくりを目指し、防災まちづくり計画の立案から施設・ランドスケープの計画・設計、施工監理、運用サポートまで、日本工営および日本工営都市空間が10年間に亘り支援をおこないました。
計画段階では防災まちづくりの策定支援を行い、津波法に基づく推進協議や地域住民を対象とした講演会、ワークショップ、オープンハウス、市民集会、パブリックコメント、ニューズレターなどを支援し、住民主導での合意形成を重視しました。
本施設は住民との合意形成プロセスを経て、全国初となる観光施設を複合した津波避難複合施設として2024年にオープンしました。
従来の津波避難タワーが抱えていた「日常時には使われていない」課題を克服し、松林や公園と一体となった空間として日常的に利用されることで、地域住民や観光客の防災意識が自然と高まる仕組みを生み出しています。

ID&Eグループの総合力

日本工営都市空間が施設およびランドスケープの計画・設計、日本工営が防災マネジメントおよびまちづくり計画の立案を担いました。土木と建築領域にまたがる技術者がグループ横断で連携し、総合的な技術力を結集してプロジェクトを推進しています。

担当者インタビューは以下の動画よりご覧ください。

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