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トップメッセージ

20年後の「あるべき姿」へ向けて:持続可能な未来を共創する

ID&Eグループは、創業から約80年の歩みを経て、次の大きな節目となる「100年」を視野に入れる段階に差し掛かっています。これまで培ってきた経験と信頼を礎に、私たちはこれからの20年間で、サステナビリティ経営の「あるべき姿」を明確に描き、実現へと歩みを進めていく必要があります。
多くの未来予測が示すように、日本社会は、世界史上例を見ない超高齢化と人口減少の時代へと本格的に突入します。その中で、災害レジリエンス強化、脱炭素化、Well-beingといった様々なサステナビリティ課題に対応していかなければなりません。ID&Eグループはこれらの課題に真正面から向き合い、持続可能な未来の創造を力強くリードする決意です。社会の安全・安心、人々の生活の質を支え続ける、揺るぎない存在でありたいと強く願っております。
多様なステークホルダーの皆様との「共創」を積極的に進めるID&Eグループが目指すのは、世界トップクラスのサステナビリティ・ソリューション提供企業です。そのためにも、約80年にわたり培った社会資本整備の経験と実績を土台に、グローバルに展開するグループ各社の力を今こそ結集いたします。次の20年は、決して遠い未来ではありません。私たちが目指す「あるべき姿」と現状との間には、まだ乗り越えるべきギャップが存在します。このギャップを的確に分析し、今この瞬間から、具体的な戦略のもと、一歩一歩着実に歩みを進めてまいります。

事業領域の拡大:サステナブルモデルへの進化と挑戦

昨年のトップメッセージで、私はID&Eのビジネスモデルを従来の「受託モデル」から、お客様と共に事業価値を創造する「共創モデル」へ、さらに社会の持続可能性を高める「サステナブルモデル」へと進化させる必要性を訴えました。これは、ID&Eグループが「世界をすみよくする」という揺るぎない使命を果たし、長期的に成長を続けるために必須の道です。
そのためには、公共セクターでの事業に加え、民間市場においても社会の持続可能性向上に貢献する新たなビジネスを開拓・拡大することが不可欠です。昨年決断した東京海上グループとの融合は、この「サステナブルモデル」への移行を加速し、新たな成長軌道を確立する重要な戦略的ステップです。「第二の創業」ともいえる大きな挑戦に、全社一丸となって取り組んでまいります。この変革は、従業員一人ひとりにとっても新たなスキルを習得し、キャリアを切り拓く大きなチャンスとなります。

サステナビリティの価値の可視化:社会への貢献を明確な形で

ID&Eグループのすべての事業活動において、災害レジリエンス、脱炭素、Well-beingをはじめとする、サステナビリティの価値を織り込み、それを社会に対して「見える化」していくことが重要です。サステナビリティ経営は、特定の専門部署だけでは達成できません。従業員一人ひとりが、日々の業務の中でその意義を深く理解し、自然にサステナビリティを意識した行動を実践できることが理想です。しかし、これは決して容易ではありません。全社的な研修制度の充実や成功事例の共有などを通じ、意識向上と具体的なアクションを後押ししてまいります。
この関連で、東京海上グループが取り組んでいる「事業の社会的価値の定量化」は、私たちにとっても大変意義深い挑戦と捉えます。社会的価値の定義や測定手法には多くの議論の余地がありますが、この試みはサステナビリティ経営の透明性と実効性を高め、私たちが目指すサステナビリティ・ソリューション提供企業としてのアイデンティティを確固たるものにするための重要な第一歩になると確信しております。

サステナビリティ・ソリューションにおける持続的競争優位の確立:人財と技術、そしてイノベーション

私たちの持続的な競争優位の源泉は、何よりも「人財」と「技術」です。そして、社会やお客様が抱える本質的な課題を的確に捉え、それを新たなビジネスチャンスへと転換する「イノベーション」こそが、未来を切り拓く鍵となります。
イノベーションを絶え間なく創出し促進するためには、課題の本質を見抜く鋭い感性と、既成概念にとらわれない自由な発想が不可欠です。ID&Eグループには、幅広い専門知識と多様なバックグラウンドを持つ優秀な人財がグローバルレベルにおいて豊富に揃っております。この素晴らしい「人財」という財産をさらに磨き上げ、一人ひとりの能力を最大限に開花させるため、新たな教育・研修プラットフォーム「グローバルアカデミー」を構築しました。ここでは、従業員が専門性を深め、新たなスキルを獲得し、グローバルな視点と多様な価値観を養うための機会を提供しています。
従業員一人ひとりが、自らの成長に高い目標を持ち、その能力を最大限に高めようとする強い意志を持つこと。そして個々の力を結集し、人財と技術の総合力を最大限に引き出す的確なマネジメントが伴えば、私たちは必ずや卓越した成果を生み出し、社会に貢献できるはずです。私は、ID&Eグループの仲間たちが持つ無限の可能性と、その力を信じております。

代表取締役社長 新屋 浩明

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